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長期熟成酒 20周年記念座談会? 

杜の娘:松岡


長らく空いてしまいましたが、20周年記念座談会の続きをお届けします。

今回は9回目・・・。
役所とケンカしてから、さて、蔵元(白木さん)はどうしたのでしょう?

出演者は同じく、
岐阜県 達磨正宗 白木善次氏
石川県 百々登勢 梁井宏氏
岡山県 酒一筋  利守忠義氏
そして長老・本郷信郎氏 です。


<20周年座談会?>

白木:「ですけど、こっちは何も悪い事していませんし。
ただ酒を造って貯蔵してるだけ。色のある酒って、そんな事は勝手だと。
そしたら『酒税が入るって事が前提や』と言う。『黙って量が増えてくやつを見過ごすわけにはいかない』と」

本郷:「それは、地元の税務署とか局では話が通じない。
だから萱島さん(西の関)も来年造れないと電話がかかって来ましたから。
こちらとしては売る物売らなきゃいけないのもありますけど、『そんな馬鹿な話・・・わかった』って。
局とか地元なんて絶対曲げなかったはずです。
だからと言って酒造組合持って行っても、酒造組合も全然ダメなんですね」

白木:「あー、だめだめ」

本郷:「うん、酒造組合はダメ。国税庁、庁の連中ってのは案外頭やわらかい人がね。だけど地元の税務署は」

白木:「だけど、開き直って、出るとこ出て勝負するかって。
僕はあの時言ったけど、『口ばっかで言った事は、俺は聞いとらんという事と一緒やで、本気になってやるんなら書類に書け』と言った覚えがある。
そしたら書かない。
その時言いましたよ、『あんたら局が、そんな事言ったつもりはないって言ったって、あんたん所にはとにかく出張の記録が残っとるんや。何のために調査もなんもないのに、何でこの時にうちへ来たかと言うその事は、いざとなったら説明してもらわなあかん』と喋った事がある」

本郷:「それこそ中央会でいろいろ会合やって。
メンバーはと聞かれて『 あ、岐阜の白木さんが入ってる』。
もう中央会でも白木さんはちゃんと名が通ってたんだから(笑)」

梁井:「ブラックリスト載っかってたのかも(笑)」

白木:「あぁ。暴れたとか? なぁんにも暴れてないのに。当たり前の事言っただけなのに」

本郷:「でも、昔から続いて来た事だから、しかも熟成というものは、日本だけじゃなくて、他の国にもちゃんとある事ですから、いろいろな事もありましたけど、そうゆうところも突破して、我々は来たと・・・。
あそこで引っ込んでたら、今からまた10年ぐらいは遅れていたかもしれませんね」

梁井:「そうですね、級別がなくなるまで、熟成酒は出来なかったかもしれませんね」

本郷:「そうですね。とにかく色があったらまず、級別審査は・・・」

白木:「うん。色有り・味多し、でペケだ」

笑い声

白木:「僕は現在も、岐阜県の技師をやっている方や、局の鑑定官をやっていた方とケンカした事あります。
『先生達も、あんたら間違ってませんか』
『どうしてや』
『どうしてやって、濃い酒が好きな人も、薄い酒が好きな人もあるのに、あんたんらが、そんな事決める権限があるのか。アルコールだけで税金を取ればいいじゃないですか。なんであんた方の嗜好がそこで入るんですか』
って。そのへんで面白かった」

笑い声

白木:「そしたら若い、今40代位の人が、僕を恐ろしい男だと思っているそうですよ。
どこかの同年代の人達が、僕の事を、『あいつは恐ろしいやっちゃ』って子供達に言ったんじゃないかな」

本郷:「そうゆう中でね、月桂冠の宮川氏(※1)は、『長期熟成酒を造れ』と。
昨日も千代さん(※2)と話して、『うちもそんな事言われて始めたのかもしれません』て。
その当時に『未納税ばっかりやってちゃだめだ、長期熟成酒なりなんなり』と言っていたわけです」

白木:「宮川さんはね、こう言われました。
うちは、あの当時五百万石の吟醸を一番奥の蔵に、一升瓶で200本ぐらい積んでいて。
だんだん色が濃くなってくる。
で、昔の電電公社に勤めてた親父の従兄弟が、友達を連れて遊びに来た。その時に、親父がその吟醸のちょっと色のきたやつを、持っていって飲ませたんです。
そうしたら飲んだ人達は『こんな美味い酒はない』って言いまして。
だから、やっぱり時間をかけた酒が面白いって事は、その当時から知っていまして。
そうしたら月桂冠の宮川さんが『いや、実はうちもやってるんだけど、酒を熟成させると面白いぜ』っていう話が出てきたんですよ。
一緒に飲んでいた時でしたか。よく知っています。
千代さんもそのへんのところは?」

本郷:「んー・・・千代さんもね、何か」

白木:「しかし僕ばかり喋ってるように思うけど。
皆さんの顔久しぶりに見ると。こうゆう話を出来る話し相手が、近辺にいないんで。僕は今日、1人で喋っているみたいですね」

笑い声




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※1・・・月桂冠の宮川氏
 昔、月桂冠にお勤めしていた方。長老の親友。
 今でも関西方面のお酒のニュースや資料を長老に教えてくれます。

※2・・・千代さん
 奈良県の千代酒造の社長様のコト。
 20年前に早くも濃熟タイプに取組んでいた蔵元。
 千代秘蔵酒は、チョコレートと合わせると意外に美味しいです。
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ケンカの結果はブラックリスト・・・?
「恐ろしい男」の異名・・・?
でも、そうして戦いながら長期熟成酒は復活・発展をしてきたのです。
熱心な蔵元の皆さんの頑張りがなければ、これらの動きは、確かに10年は遅れたことでしょう。
そんな歴史も噛みしめつつ・・・今夜もちょっぴり、日本酒をいただく予定です。


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