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Vintage Sake第4回「長期熟成酒勉強会」 

杜の娘:酒井

【共同通信社会員制情報誌「Kyodo Weekly」7月14日号より】
VintageSake第4回「長期熟成酒勉強会」

 長期熟成酒の「空白の100年」を取り戻すため、昭和60(1985)年、蔵元を会員とする長期熟成酒研究会が組織化された。長期熟成酒製造に関する技術交流や熟成の科学的裏付けのための勉強会を開催したり、世界の優れた熟成古酒を利いたり…。1本十数万円もする100年超のマディラワインのほか、12年モノの紹興酒や7年モノのシャンパン、熟成させたベルギーの伝統的なランビックビールまでいただき、“研究”した。

 平成6(1994)年には、長期熟成酒に興味を持つ熱心な酒販店の方や消費者を会員とした長期熟成清酒勉強グループが誕生。長期熟成酒研究会との合同勉強会、利き酒会、情報誌の発行などを通じて、自己研さん、消費者へのピーアールに努めている。

 当初、長期熟成酒といえば、吟醸ブームの中で「淡熟タイプ」の吟醸古酒が多かったが、各大学にあった日本酒研究会(略称・学酒研)の幹部の方々を中心に、発色の強い明治前の「濃熟タイプ」が熟成古酒らしいということになり、現在は濃熟タイプの数の方が多くなっている。

 さて、長期熟成酒研究会と長期熟成清酒勉強グループは6月24日、都内のホテルで「第28回勉強会・懇親会」を開き、会員は「熟成古酒の楽しみ」と題する講演に耳を傾け、貴重なVintageの試飲を行った。

 熟成20年超の9アイテムを含む48アイテムが“出品”された。とりわけ注目を集めたのは、昭和47(1972)年の岐阜の「達磨正宗 聖胎長養」と、昭和61(1986)年の島根の「李白 純米大吟醸」。いずれも、もう流通していないVintageで、愛好家に提供していただいた。「達磨正宗 聖胎長養」の特長は、光に当てても透けないその色と濃厚な味わいと力強いのど越し。「李白 純米大吟醸」の方は、熟成20年の時にテレビでも紹介され、当時12万円の値が付いたほど。こちらは透明さを残しつつ、大吟醸の風格ある、素直な味で、参加者にまた新たな感動を与えてくれた。

 今秋11月6日には技術研究会と勉強会を開催する。七五三、三三九度と古来奇数は祝いの数。宮中の多くの行事では寿の酒・9年酒が使われてきたことから、昨年から9年酒の復興を目指している。また来年から1月の成人の日を熟成古酒の日と定め、20年Vintageモノをブレンドした酒を造ろうという企画も進めている。独特のやわらかさ、風格、のど越しの強さを持つ酒を酌み交わし、新成人の人生の門出を祝おうというのである。

 長期熟成酒研究会(03―3264―2695)では、全国の長期熟成酒や販売店などを紹介した小冊子を販売しているほか、熟成古酒についての問い合わせにもお答えしている。次回は熟成古酒の特長などについて報告したい。
(長期熟成酒研究会 顧問 本郷 信郎)


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