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長期熟成酒 20周年記念座談会12 

森の娘:松岡
週末の台風、そして相変わらず雨が続いている関東です。

さて、平成17年度は晴れた日の座談会、12回目をお届けします。

参加者は、達磨正宗 白木善次氏
     百々登勢 梁井宏氏
     酒一筋  利守忠義氏
     長老   本郷信郎です。


<20周年座談会12>

本郷:「やっぱりね、なんやかにやとやってきて、あれっと思う事もあって。それはやっぱり、麹じゃないかなって」


白木:「と思う。相当ファクターがあるような気がしますから」

本郷:「百年の酒は、もう20年経てば分析出来る(※1)わけですから」

梁井:「結局今の三段仕込みが、あの方法は、アルコールを沢山出す為の技術なんでね。今は殆ど三段仕込みになってしまったでしょ。
だけどずっと歴史を遡ったら、もっと違う造りがいっぱいあるわけですよ。
その中には、それこそアルコールはそんなに出ないけど、濃い酒が出来るとかね、熟成するともっと美味しくなるとか、あるはずで。
そういう意味で日本酒の可能性というのは、世界中の酒で一番あると思うんですよ。
しかも熟成の可能性もね。
だからそれを活かさない事はないんだけど、それを今までこんな狭くしてしまった、と」

白木:「僕はね、いつか、東海3県の醸友会の人に、設楽郡に吟醸で有名な蔵があるじゃないですか、愛知県の・・・奥三河。
そこの息子さんとか三重県の大きな酒屋の先輩の息子さんとか、約10人、うちに熟成酒を見に来た事がありまして。うちの息子も東海三県の醸友会に出ていますから。
その時の事ですが、殆ど百年、創業者がおりませんでしょう、この業界は。だから、ボウフラが溜まっている業界だと言って。少しも入れ替わって、新陳代謝が行われていないんです。
ほとんど誰に聞いても、『祖父さんの頃から酒屋をしている』と言うんです。祖父さんの頃、親父の頃、僕の代、息子の代、誰も創業者がいません。
そうすると商いというものが、ご安泰の世界の中へ精神的にどっぷりと入り込んでしまっているんです。
ですからその時に、出来た酒を品評会の前にあっちこっちの先生に持って行って、『先生これを出品したいんですけど、これでどうでしょうか』って、聞いて歩くような事は、商売にはいらないと、僕は言いました。
普通の商売から言えば、そんな事は商売に入らない。
酒屋をやってきて、つくづく思うのは、そうゆう事なんです。自分の造った商品を自分の責任で売り出すのに、あっちこっちへ持って行って、あの先生がこう言った、この先生がこう言った・・・て、そんな事で自分の商品が決まるのかと、僕は言うんですよ」

梁井:「いや、おっしゃる通り」

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※1 100年の酒は、もう20年経てば分析できる。

 和歌山県のある蔵で、昭和元年の醸造酒が発見されました。
 長期熟成酒研究会20周年記念イベントでも公開された、このお酒は、
現在酒類総合研究所で、分析研究用に大切に保管されています。

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今回は、酒蔵のあり方について、少し厳しい意見が出ました。
新酒鑑評会の金賞を巡ってはいろいろな意見があります。

ちなみに。酒蔵は明治初期の創立が多いです。

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